咽頭クラミジアでは自覚症状が出ない!?

咽頭クラミジアに感染してしまったときに表れる症状としては、発熱やのどの痛み、のどの違和感や咳、腫れなどです。
こういった自覚症状が見られれば、自分でも体が変だと思い始め病院に行って見てもらうと思います。
しかし、咽頭クラミジアの場合は自覚症状が出ない人が多いため、自分でも知らないうちに感染してしまっているケースが多いです。

・咽頭クラミジアでは自覚症状が出ないってホント!?
咽頭クラミジアの場合はのどの粘膜に炎症を引き起こすだけなので、クラミジア性尿道炎のように性器から膿が出たり、性器が腫れたりすることがありません。
これにより、見た目でわかる症状が表れないこと、自覚症状が出ないことで詳しく検査を行う人も少ないと考えられています。
咽頭クラミジアについては性器からクラミジアの細菌が検出された、男性咽頭クラミジア検出率は3.9%〜12.5%だと言われています。
海外では男性と女性の検出率に差はないのですが、日本の場合はオーラルセックスを行う人が多いため女性の方が検出率が高いとされています。

・どれくらいの男性に自覚症状が出ないの?
自覚症状のない患者さんは男性で約50%〜60%程度、女性の場合は50%〜80%程度だと言われています。
このため、自分では気づいていないだけで、咽頭クラミジアに感染してしまっている可能性もあります。
咽頭クラミジアの特徴としては自覚症状がなく、潜伏期間も長いため症状が出てきてから咽頭クラミジアに感染していることが分かっても、すでに複数の女性と性交渉を行ったことで、自分がクラミジアを広めている可能性もあるので注意しましょう。
咽頭クラミジアの場合は咳が長く続いたり、のどの違和感が長く続くと考えられるので、こういった症状が長期間続いている場合は病院で検査を受けてみた方がいいでしょう。

このように咽頭クラミジアの場合は自覚症状がないことが多いため、自分でも知らないうちに感染してしまっている可能性が高いです。
少しでものどに違和感を感じたり、咳が続くようであれば早期発見をしたほうがいいので、病院に行って検査を受けてみた方がいいと思います。
一人一人が性病を早期発見し、早期に治療を行うことでクラミジアによる感染者が急増するのを抑えられると思います。
咽頭クラミジアに感染しているのは若い男性や女性が多いので、自分がクラミジアに感染していないことを調べるためにも定期的に検査を受け、安心して過ごせるようにした方がいいでしょう。