咽頭クラミジアが悪化すると?

咽頭クラミジアになると

性病になったときに注意すべきなのは、自然治癒をあまり期待できないことです。
風邪などの場合は病院の治療を受けないとほぼ治らないといった病気ではありません。
しかし性病の場合は自然治癒をあまり期待できず、病院で専用の治療を受けないと治らないのが基本となります。
咽頭クラミジアも同じで、放っておけば自然に治るといったことはあまり期待できません。
そして性病は治療できずにいると悪化することもよくあります。
咽頭クラミジアの場合は悪化するとどうなるのでしょうか?

これについては、悪化によってより重い病気に発展するといったことはそれほどありません。
場合によってはこれまで特に症状がなかったものの、咽頭クラミジアの主な症状となる喉の痛み、違和感、発熱、頭痛といった症状が出る方もおられるかもしれません。
悪化による重症化はあまりない病気となりますが、性病の一つになるのは間違いありません。
咽頭クラミジアかなと思ったら悪化を待たずにすぐ治療を開始できるのが望ましいです。

咽頭クラミジアの怖さとは

咽頭クラミジアの症状を知るとあまり怖くない病気のように思えるかもしれません。
しかしあまり重い症状が出ないことが咽頭クラミジアの怖さとなっています。
もともとこの病気は自覚症状がほとんどない場合も少なくないのです。
自覚症状が出たとしたら先にご紹介した風邪のような症状が出ることが多いのですが、そもそもそのような症状が出ないことも珍しくありません。

長期間感染していると悪化し、必ず別の症状が現れるとしたら咽頭クラミジアも感染に気付きやすく、治療する機会の多い病気となるのですが、必ずしもそのような特徴もないのです。
そのため自分が咽頭クラミジアにかかっていることに気づいていない感染者がかなりいるのではとも言われています。
自分が性病にかかっていることに自覚がないと、気づかずにパートナーとディープキスやオーラルセックスに及んでしまい、さらに感染を広げる結果となります。
このような気づきにくさが咽頭クラミジアの怖さとなっています。

咽頭クラミジアへの対応法

咽頭クラミジアかなと思う症状があったり、この病気のことが心配だったりするときは、性病科で相談してみましょう。
すでに風邪のような症状があっても内科や耳鼻科では咽頭クラミジアの対応があまりできない場合があります。
実際に喉を診察しても特に異常は認められない場合も多いため、患者の自己申告なしではクラミジアの可能性に気づけないことも珍しくありません。
性病科を利用すると喉の検査を受けられるため、症状があってもなくても感染の有無を客観的に調べられます。
そちらで検査を受け、もし陽性なら専用の薬で治療できます。