かゆみや発熱と性病

性病の症状について

体に何か気になる症状があるとき、それが性病の症状なのではと気になることもあるでしょう。
たとえば気になるかゆみや発熱があるとき、それは性病の症状となるのでしょうか?
その症状だけですぐに判断はできませんが、場合によっては性病の可能性もあります。
いくつかご紹介しましょう。

性器ヘルペス

かゆみと発熱が出る可能性がある性病として、まず性器ヘルペスをご紹介します。
この病気は性器付近に水ぶくれができる病気で、一度なると再発する可能性も高い病気となっています。
なるべくならそもそも感染しないように注意したい病気となるでしょう。
性器ヘルペスの症状ですが、初期感染後、長くて一週間程度の潜伏期間ののち、患部に水ぶくれができます。

この水ぶくれは痛みやかゆみをともなうことがあるのです。
高熱をともなうこともあり、38度以上の熱がでることもあります。
このほか、全身がだるい、足の付け根にあるリンパ節が腫れるといった症状が出ることもありますし、できた水膨れやそれが破れたあとが非常に痛むこともあります。
性病の中では比較的強い症状となりますが、その症状の中にはかゆみと発熱を含むこともある性病です。
特徴的なのは水ぶくれとなりますから、その症状に心当たりがあれば、性器ヘルペスを疑ってみるといいかもしれません。

クラミジアや淋病

かゆみと発熱をともなう性病というと、クラミジアや淋病が当てはまる場合もあります。
これら病気の感染部位は複数あるのですが、よくあるのは性器と喉です
片方だけならかゆみと発熱の両方が出ることは少ないですが、男性が両方に感染している場合、二つの症状が出る場合があります。
かゆみが出るのは、男性の性器がこれら病気に感染した場合です。
このときは尿道にかゆみが出る場合があるのです。

そして発熱は喉がこれら病気に感染した場合に出ます。
このときは風邪のような症状が出るため、熱が出ることもあるのです。
男性が性器と喉の両方にクラミジアや淋病にかかった場合、かゆみと発熱に悩まされることがあります。
なお、これら病気にかかった場合、その他の症状として排尿時の痛み、尿道からの膿、喉の痛みや違和感といった症状が出ることも多いです。

性病が不安なときは性病科へ

かゆみや発熱があり、性病なのではと悩んでいるときは、性病科を受診してください。
ご紹介した病気以外でも症状の出方には個人差があるため、性病に感染する出来事に心当たりがある方なら、それが性病の可能性はあります。
このときに内科や耳鼻科、皮膚科では性病に対応できない場合もあります。
今気になっているそのかゆみや発熱、その他の症状を合わせて性病科で相談すれば、その症状が性病かどうか、ときには検査も用いて医師が判断してくれます。